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暑さ 糖尿病を重症化 ~ 温暖化と健康の関係分析 ~

薬学生のスクラップ 2022年 第3期 ①

暑さ 糖尿病を重症化 ~ 温暖化と健康の関係分析 ~


「暑さ 糖尿病を重症化」


◆医師の経験的な知識、統計で裏付け


 糖尿病患者が合併症で入院するリスクは、平均気温が29度になると22度のときと比べて1.6倍にもなることが分かった。
(環境分野の科学誌電子版に掲載)

 公衆衛生学が専門の藤原武男教授によると、高温が続くと糖尿病の患者の入院や死亡が増えるということは、
医師の多くが経験的に知っているものの、統計データによって詳細に裏付けた研究はなかった。
温暖化が進む中、「高温にさらされ続けることが体にどう影響するかを科学的に解明する必要がある」と藤原教授。

◆入院患者の病名などのデータと気象庁のデータの融合

 今回の研究は厚生労働省がまとめている全国の入院患者の病名などの統計データと、
気象庁による各都道府県の毎日の平均気温という、二つの公開データを組み合わせた。
気温が上がると糖尿病の重症合併症の患者が増えるかどうかを、地域ごと、病名ごとに細かく分析。

◆気温22度と26度での違い

 2012〜20年の、計約10万7000人の患者のデータを解析した結果、
インスリンの不足や脱水によって引き起こされる「高血糖緊急症」の患者は
気温22度の場合に比べて、26度では1.27倍、29度になると1.64倍に増えた。
逆の低血糖による入院も、26度で1.33倍、30度では1.65倍に増えた。

◆糖尿病患者への気温ごとに求められる指導

 糖尿病患者は健康な人より体温調節が難しく、脱水症状を起こしやすいのに加え、
高温により食事内容、運動量が変化したり、インスリン作用が変化したりすることで、
血糖値のコントロールがうまくいかなくなる。
亡くなるケースも。
藤原教授は「気温が高いときには治療や、医師からの指導を変えていく必要があるかもしれない」と話す。

◆今後のビジョン

 同じ手法で、他の病気でも高温と病状の関係を分析することは可能とのこと、
チームではさまざまな病気と温暖化の関係を探る計画を立てている。


ひよこ学生の感想 ①

糖尿病患者は高血糖と猛暑による脱水が原因で高浸透圧高血糖症候群(HHS)を発症し、さらに脱水が進行し
重症化すると昏睡に至ることもある。そのため特に糖尿病患者においては水分摂取をこまめに行い、脱水を
防ぐことが重要。ただし、清涼飲料水は高血糖を招き、アルコールやカフェインは脱水を進行させるため適切ではない。
ノンカフェインの麦茶やルイボスティなどを摂取することを勧めたい。

ひよこ学生の感想 ②

 温暖化と健康が関係しているというこの分析結果をもっと世間に発信し、熱中症以外にも気を配るべきだと感じた。
今回の暑さが糖尿病を悪化させることを知り、薬剤師の服薬指導の際に症状の確認や薬の説明だけでなく
体温調整をしっかりすることなど暑さにも気をつけるような細やかな指導が必要であると感じた。
糖尿病にとどまらず、気温の上昇が招く疾患は心筋梗塞、脳梗塞などの発症にもつながると考えられる。
この研究もっと進めばよいと思う。

うさぎおしまい熱帯魚


 

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