薬学生のスクラップ 2025年度 第1期 ⑤
『母子健康手帳の改訂』

出生体重1000グラムからしか記載できなかった旧母子健康手帳
1000グラム未満で生まれた「超低出生体重児」の子どもの親の要望などを踏まえ、
こども家庭庁は母子健康手帳の発育曲線のグラフをすべての子どもに対応する形に見直し、
来月から配付することになりました。
出生時の平均体重は3000グラムほどで推移し、子どもの発育状況などを記す母子健康手帳は、
これまで発育曲線のグラフの目盛りは1000グラムから始まっていました。
1000グラム未満の超低出生体重児は毎年2500人
1000グラム未満の「超低出生体重児」は毎年2500人程度生まれ、
出生数全体の一定の割合を占めているほか、医療の進歩で500グラム未満で
生まれた子どもの生存率は60%に高まっています。
こうした中、小さく生まれた子どもの親などを中心に母子健康手帳の
グラフをすべての子どもに対応した形にしてほしいとの声が数多くあがっていました。
こうした声を踏まえ、こども家庭庁は、10年をめどに行われている発育曲線のグラフの改訂にあわせ、
目盛りの最小値を体重は0から、そして身長は40センチだったのを20センチからに見直しました。
こども家庭庁は今回の見直しについて
「すべての子どもの成長を記録できる母子健康手帳とするために見直しを決めた」としています。
新たな母子健康手帳は来月から配付されます。
「超低出生体重児」の親 “つらい気持ち 書き込みできず”
実際に超低出生体重児の母親の話では、グラフの欄外に定規で線を引き、
〇〇グラムと思われる場所に点を打った、つらい気持ちになり、その後、書き込むことができなかったといいます。
わが子を小さく産んでしまったという自分を責める気持ちが強くなったとのこと。
今回こうした親の声が反映されて母子健康手帳が見直されたことについて、
「小さく産まれた赤ちゃんの親にとって、これまでは母子健康手帳は見るのもつらいものだったが、
大きな1歩だと思います。
成長を楽しみに記録できるものに変わっていくと思う」と話していました。
学生の感想
ニュースを読んで、母子手帳をあまり詳しく見たことがなかったが体重の目盛り、身長の目盛りも共に
小さく生まれた子に対応したことは、子どもを小さく産んでしまったことに責任を感じる親にとっても
生まれてきた子どもにとっても使いやすく、記録に残りやすいように感じた。また、500グラム未満で
産まれた子どもも、現在の医学の進歩により生存率が60%にも高まっていると知り、すごいと驚いた。
おしまい
『母子健康手帳の改訂』

出生体重1000グラムからしか記載できなかった旧母子健康手帳
1000グラム未満で生まれた「超低出生体重児」の子どもの親の要望などを踏まえ、
こども家庭庁は母子健康手帳の発育曲線のグラフをすべての子どもに対応する形に見直し、
来月から配付することになりました。
出生時の平均体重は3000グラムほどで推移し、子どもの発育状況などを記す母子健康手帳は、
これまで発育曲線のグラフの目盛りは1000グラムから始まっていました。
1000グラム未満の超低出生体重児は毎年2500人
1000グラム未満の「超低出生体重児」は毎年2500人程度生まれ、
出生数全体の一定の割合を占めているほか、医療の進歩で500グラム未満で
生まれた子どもの生存率は60%に高まっています。
こうした中、小さく生まれた子どもの親などを中心に母子健康手帳の
グラフをすべての子どもに対応した形にしてほしいとの声が数多くあがっていました。
こうした声を踏まえ、こども家庭庁は、10年をめどに行われている発育曲線のグラフの改訂にあわせ、
目盛りの最小値を体重は0から、そして身長は40センチだったのを20センチからに見直しました。
こども家庭庁は今回の見直しについて
「すべての子どもの成長を記録できる母子健康手帳とするために見直しを決めた」としています。
新たな母子健康手帳は来月から配付されます。
「超低出生体重児」の親 “つらい気持ち 書き込みできず”
実際に超低出生体重児の母親の話では、グラフの欄外に定規で線を引き、
〇〇グラムと思われる場所に点を打った、つらい気持ちになり、その後、書き込むことができなかったといいます。
わが子を小さく産んでしまったという自分を責める気持ちが強くなったとのこと。
今回こうした親の声が反映されて母子健康手帳が見直されたことについて、
「小さく産まれた赤ちゃんの親にとって、これまでは母子健康手帳は見るのもつらいものだったが、
大きな1歩だと思います。
成長を楽しみに記録できるものに変わっていくと思う」と話していました。


ニュースを読んで、母子手帳をあまり詳しく見たことがなかったが体重の目盛り、身長の目盛りも共に
小さく生まれた子に対応したことは、子どもを小さく産んでしまったことに責任を感じる親にとっても
生まれてきた子どもにとっても使いやすく、記録に残りやすいように感じた。また、500グラム未満で
産まれた子どもも、現在の医学の進歩により生存率が60%にも高まっていると知り、すごいと驚いた。

