
「大人になってからの、足の『小指の爪』が小さくなるのはなぜ?」 (オトナンサーより)
ふと、足の小指の爪を見たとき、以前よりも爪が小さくなったと感じたことはないでしょうか。
体の成長に伴って足が大きくなり、爪も大きくなることはあり得ると思いますが、
逆に爪が小さくなると、何らかの病気ではないかと心配になります。
それでは、なぜ、大人になって、足の小指の爪が小さくなることがあるのでしょうか。
形成外科医の高田女里先生によると・・・
原因は?
いくつかあります
①小さな靴を履くことによる圧迫で小指が親指側に曲がり、くの字状に変形する内反小趾(しょうし)が起きている
②自分の足よりもサイズが大きい靴を履くことにより、靴の中で足がずれて小指にダメージを与えている
③爪を切り過ぎて深爪になっている
④ビタミンやタンパク質などの栄養が不足している
⑤歩くときのバランスがよくない
⑥水虫になっている――などです。
大人になってから、足の小指の爪が小さくなりやすいひとは・・・・
ハイヒールや爪先のとがった靴を履く人
逆に、自分の足に合わない大きなサイズの靴を履く人も該当します。
理由は靴の中で足がずれてしまい、地面からの圧を足の指がしっかりと受けられないからです。
足は歩いたときに地面からの圧を均等に受けることで爪が真っすぐ生えます。
そのため例えば、寝たきりの人やその他の理由で歩行が困難な人は小指の爪が小さくなっていることがあります。
治療は?
放置はよくありません。原因別に対応が必要。
靴のサイズを見直すことや歩き方を改善すること、
深爪になりがちな爪切りの使用をやめて、
横方向にやすりをかけるなどの必要があります。
ちなみに、爪が割れたり、巻いていたり、あるいは痛みが出たり、
炎症が起きたりしているようであれば、治療や矯正が必要になります。
速やかに受診をお勧めします。
何もせず自然に爪の大きさが戻ることは?
小指の爪が小さくなって何もしなければ、爪はずっと小さいまま。自然に元の大きさに戻ることはまずないと考えられます
足の小指の爪を小指の大きさに比例した大きさに戻す方法は?
①靴のサイズや種類を見直す
②小指にも地面からの圧が均等にかかるような歩き方に改善する
③種類としては、足指が圧迫されないげたが一番よい。
④5本指ソックスを履いて内反小趾を防ぐ
⑤保湿をしっかりする
⑥血流をよくするためにマッサージをする
⑦水虫などが起きないよう清潔に保つ
⑧甘皮(爪の根元を覆う柔らかい皮膚)を正しく処理する
以上の対策で、きれいな足の小指の爪が生えてくる可能性が高くなります


靴のサイズが合わないまま使い続けると足の爪が小さくなったり変形したりしてしまう。
逆に爪の大きさなどがおかしくなったなら、靴があっていないか足に問題がある可能性が高いので
痛みなどがなかったとしても足の爪には注意を払った方がよいと思った。
おしまい
