「新聞紙体操」 (中日新聞)
新型コロナウイルスの影響で、家に閉じこもりな人が多いなか、
室内でもできる運動として、手軽な「新聞紙体操」を提案している。
足先で新聞を破ったり、新聞を丸めた棒を使って、肩や腕のストレッチを行ったりする。
高齢者の転倒予防のために考案された体操だが、家族でも楽しめる。
考案者は整形外科医の林さん。
林さんによると、高齢者が要介護状態になるきっかけの一つが転倒や骨折。
原因は、筋肉が衰え、体を支えられずに転びやすくなるから。
特に太ももとすねの筋力低下が原因となりやすい。
①つまずきを防ぐための足の指の運動
いすに座り、足の下に敷いた新聞紙を前後に動かしたり、破ったりする。
脚の筋肉が弱っている人が転ばないためには足の指に力を入れ、
床をつかむように歩くことが大切、地面を踏みつける力がつく。
新聞紙は足の指をしっかり動かさないと破れない。足の筋肉を刺激し歩くバランス感覚も向上する。
どれだけ小さく破れるか家族で競っても楽しい。
②「新聞棒を使った体操」
腕を伸ばしたり、肩の関節を動かしやすくしたりするには新聞一部を端から丸めて作る「新聞棒」を使う体操が効果的。
端の中央に割り箸を置きテープで固定して巻くと丈夫になる。
いすに座り、新聞棒をつかんで上下、左右などに動かす。
この体操で、肩の可動域が広がり、腕を振って大股で歩くと転びにくい。転倒時もとっさに手が出て体を守りやすい。
詳細は林さんの著書「新聞紙体操」(ワニブックス)にまとめられている。



コロナウイルスの影響により、不要不急の外出を控えるようにとの呼びかけがされ
外出の機会が減ることで、必然的に運動量も減ってしまう。
特に高齢者は、運動量の低下により、筋肉量、骨量が減ってしまうことで
転倒や骨折のリスクが高まり、認知症にもなりやすくなる。
これらを予防するためにも、室内で手軽にできる新聞紙体操を行い
楽しく足や肩を動かしていけば、室内にいる時間が長くても
気持ちををリフレッシュできると思った。
おしまい
