
モリです

フサオマキザルというサルがいます。
このサルは豊かな表情を持ち、社会的に大変寛容。
他者が自身の食物を取るのを許容するばかりか、積極的に他者に食物を与えることもあるらしい。
弱者に美味な食物を与えることも、他者の協力に対する「感謝」を示すことも分かっている。
道具使用能力においても、チンパンジーやヒト以外の霊長類の中では際だっており、石を使って、
ヤシの実を割る行動は有名である。
学習能力も高く、なんと、北米では肢体不自由者の介助ザルとして活躍しているそうです。
また、このサル、人間のやり取りを観察し、「身勝手な行動をとる人を避ける」
という研究結果もでているらしい。
フタ付き容器からおもちゃを取り出そうとしていう人が助けを求める演技を行い、
①それを助ける人
②手助けをしなかった人
それぞれをサルに見させた後に
②の手助けをしなかった人からえさを差し出されると、なんとその人を避けたそうです。
(京都大学 藤田和生教授)
身勝手な相手から距離を置くのは生き物がもつ共通認識なのかもしれません。
自分自身を見つめなおし、生きていきたいものです。
おしまい
