薬学生のスクラップ2019年第2期③
「喫茶店ドリーム」(中日新聞)
脳卒中の後遺症で手足や言葉が不自由な人たちが働く喫茶店
「ドリーム」(中区錦二)が開店から20年の節目を迎える。
この喫茶店は脳卒中で後遺症、障害があっても使いやすいキッチンである。
たとえば
コーヒー豆の入った容器のふたは片手で一押しで開く
豆をひくミルやコーヒーメーカーも片手で簡単操作
容器や壁には一杯ごとの豆や茶葉の量、パスタのゆで時間などを
書いた紙が張られ、調理方法が一目瞭然
5畳ほどのキッチンは体や記憶に障害がある人にも使いやすい知恵が
いっぱい。
脳卒中の患者さんの中には発症後にショックのあまり自宅に引きこもる人も
少なくない。英語で「夢」を意味する店名の「ドリーム」には
「自分のペースで夢を実現しよう」という気持ちがこめられている。
店内で使うコーヒー豆は途上国の製品を適正な価格で取引する
フェアトレードで輸入されたものを使う。
「支えられるだけでなく、支えるがわに」という思いからである。
脳卒中患者さんや、障害への理解が深まることを願う。
学生の感想
このような特定の患者さんが
集まる機会や場所があることはとてもよいことだと感じた。
また、薬剤師や看護師、ヘルパーなどの医療介護従事者が
このような場所に参加することでその方の持つ
疾患のほか、患者さんの具体的な悩みなども知ることもできる
と思うので、多くの職種が関わることも大事ではないかと思う。
そして、脳卒中だけでなく、様々な疾患で、このような
活躍の場所が増えればよいと感じました。
薬局(など)が主催をすればいいと思う。
おしまい