バイリンガルとアルツハイマー

オリーブ薬局

2010年11月24日 22:45

モリです。

2か国語以上をしゃべる人は、
アルツハイマー病の発症が5年ほど遅くなるそうです。

 カナダのロットマン研究所での研究です。

アルツハイマー病患者211人のカルテを調べ、長年にわたり
日常的に2か国語以上をしゃべっている患者では発症が5年ほど遅れていることを発見したそうです。

 患者の脳には言語能力に関係なくアルツハイマー病による劣化が見られましたが、
バイリンガル能力によって

①記憶喪失

②混乱

③問題解決や計画立案の困難

などの諸症状を遅らせることがわかったそうです。

アルツハイマー病などの認知症を防げるわけではないが、
脳内の認知的予備力に働きかけて長い間発症を遅らせることができる
のだそうです。